2017年8月6日日曜日

[決算分析][6186]一蔵[東1] 第1四半期決算(評価:3.0)

[6186]一蔵の第1四半期の決算がでました。
今回の決算の評価は可もなく不可もなく3.0(5段階評価)です。

経常利益は前期から引き続いて大幅に減少しているが、その主因は先行投資によるものであり問題はないと思われます。ただし、和装事業の販管費の増大が気になるので、今後継続して注意する必要がありそうです。指標的には継続して割安のままです。



【会社概要】
一蔵は一蔵の事業は和装事業とウエディング事業の2つを柱としています。着物レンタル、販売、写真の撮影・加工および式場の運営をしています。

【指標】
株価(円)    :1,071
今期予想PER(倍):7.55 (good!)
PBR(倍)    :1.05 (good!)
ROE(%)    :6.68 (中の上)
自己資本比率(%):34.1 (やや低め)
配当利回り(%) :3.45 (good!)

【売上(百万)】
1Q:3,530(7.5%)
2Q:
3Q:
4Q:

【経常利益(百万)】
1Q:287(△54.2%)
2Q:
3Q:
4Q:

【決算概要】
経常利益の減少にともない、株価も8/1には1130円から1077円へ急激に下落していますね。

今回の減収の原因は、ウエディング事業において式場「ネオス・ ミラベル」のリニューアルオープンのための先行投資が主因とのことです。そのため、ビジネスモデルが侵食されているといった根本的な問題ではないですね。つまり、一時的な投資フェーズの時期が来ているようです。今後の金のなる木への成長へ期待したいと思います。


今回の決算を読んでいて気になる点としては、二つあります。

一つめは、和装事業の販管費の増加です。
IRだと広告宣伝費や催事関連費用の増加として記載されていましたが、今後のROEの低下
に繋がっていくかは注意する必要があります。

二つめは、自己資本比率の微減です。
さいたま市の土地取得のため借入金を増やしたとあるのですが、この土地は一体何に使うんでしょうか。。。きちんとした目的が書いていないのでこれが投資なのか浪費なのかなんとも判断が付かないですね。今後のIRに期待しましょう。

ファンダメンタルとしては、継続して保有して問題がない決算だと思います。


【雑記】
この会社の最大の謎は社名です。だって、社名は大久保一蔵(いちぞう)から取ったはずなのに、なぜか一蔵(いちくら)なんです。

あと、どうもIRが上手くないのか、昨年の第4四半期のように、持ち上げておいてからの加工修正という個人株主に不安を与える形のIRが気になります。こうしたブログからも個人株主の声を吸収して、情報発信を改善していただけるといいのですが。

では。



※当ブログに掲載されている内容は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はご自身の判断と責任で行って頂きますよう、お願い申し上げます。

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