2017年6月24日土曜日

【売買記録】[6045]レントラックス ~ 河童がレントラックスを売った理由

レントラックスを全株売却しました。
一言で言うと決算説明資料に書いてあった懸念点が少しずつ顕在化していき、
今後成長し続けられるかよく分からなくなってきたからです。

まあ、まずは公表している月次のパートナーサイト運営者数をを見てましょう。



月次パートナーサイト運営者数.png
(レントラックスHPの月次速報をもとにグラフ化)

うん、素晴らしいですね。
パートナーサイト運営者が毎月400~500人程増えていっています。

では次に売上高と売上/パートナーサイト運営者をグラフ化してみます。
(月次売上高が連結ですが、成果報酬型広告サービス事業が90%以上を占めるため考慮しなくてもいいでしょう)

売上と1パートナー当たり売上.png
(レントラックスHPの月次速報をもとにグラフ化)

ここで、あれっ?と思ったわけです。
パートナーサイト運営者が順調に増えている一方で、運営者あたりの売上が減っているように見えます。
そこでちょいと回帰分析したところ、やはり減少傾向がみられました。

おそらく、パートナーサイトとして登録してはいるけれども利用していないユーザが増えて、
平均的な運営者当たりの売上高平均を引き下げているのではないかと推測されます。
この傾向が続くと、成果報酬型広告サービス事業の成長の頭打ちが見えてきます。

もっとも会社の決算説明資料を熟読すると、
レントラックスも運営者あたりの売上高平均に対しては問題意識を持っていました。
 (くっ、無駄な分析をしてしまった)orz。。。
しかし、具体的にどうやって対策をするかまでは、資料からは個人的によく分かりませんでした。
次の成長エンジンとして、相次いで国内・東南アジアで子会社を立てているのも納得です。

ただ、河童は成果報酬型広告サービス事業の成長性を中心に投資判断をしてきたため、
成長予測が現在のPERを肯定できるほどか判断が付かなくなってしまったわけです。
また、新しい子会社が成長するかどうかを判断する能力は持っていませんしね。

そのため、あとで「売らなければ10倍になったのに。。。」と後悔するかもしれませんが、
今回の株価が上昇したタイミングで、いったん売却をすることにしました。


※当ブログに掲載されている内容は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はご自身の判断と責任で行って頂きますよう、お願い申し上げます。

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