2017年9月15日金曜日

[雑記]風邪をひいたので布団の上で株式投資の目的を考える


何のために株式投資をしているの?


「何で投資をしているんだっけ・・・」病気で寝込んでいるときに株価をチェックして、こんなことをふと思ってしまった河童です。

自分のためなのか、家族のためなのか、札束ビンタ(体験済み)のためなのか、胡瓜のためなのか。。。答えは市場という吹き荒れる風の中にあるのでしょうか。



投資をかじり始めたのはリーマンショック後


丁度リーマンショックが起きた頃に、今投資をしておけばこれ以上悪化することは無いだろうと思って、投資信託を購入したのが投資の始まりでした。

目的は今となっては覚えていませんが、投資をするスタンスとしては「市場にお金がないと大変なのだろうな」⇒「このタイミングで供給することは社会にとって有益」と思ってボーナスを外国株:日本株:外国債券を50:25:25の比で突っ込みました。これが初めてリスク資産の購入です。

この辺りから色々と知識をかじり始めました。それまでは何も考えずに貯金をし、保険に入っていたのですが、今でもいいカモにされていたと感じています。貯金をしても中小企業へは貸渋り、国債購入にまわすだけの銀行員が高所得をもらっていたり、保険もお金を集めて運用した収益で保険屋が食べていたりと。。。

ぶっちゃけ、こいつらを間に噛ます必要ないだろ、同じことなら自分でもできるしねーと思って、支出を見直しました。不要な保険を見直して余ったお金をこつこつとネット銀行の定期貯金と投資信託積立投資に回し始めたのはこの頃です。

3.11のときも、市場から資金が減っていたので貯金を一部切り崩して投資信託を購入しました。この震災で仕事が忙しくなり、また、私生活にも影響がでましたね。

この頃から証券口座を見ることを忘れており、2013年あたりで残金が尽きていて、2016年頃まで完全に放置していました。


結婚そして株式投資へ


そんなこんなでグダグダな投資をしていたわけですが。一人で生きる寂しさに疲れて、恋に落ちて、彼女にプロポーズをしたら、表題にあるとおり将来的に沖縄への島流しという形です。

この条件については、全力で悩みました。平成25年度の沖縄県の一人当たりの所得は全国平均の7割である333万円です。ここから保険料や税金が引かれるので、実質は300万円を切ります。また、沖縄の物価は福岡よりやや安い程度であり、生活は厳しいものがあります。

自分達が食べる分には働けばいいし、歳をとって年金が不足したらホームレスになるのも覚悟の上です。しかし、将来生まれてくる次世代の教育だけはしっかりするのが現役世代の責任です。ところが、国立大学の授業料は全国一律であり所得が低い地域だからといって安くなるわけではありません。すると、この部分の所得を何とか補填してあげないと、奨学金で社会人に出た瞬間から借金生活という状況になってしまいます。

そこで、自分の給料では足らないのなら、収入の複線化をすればいいと考えました。河童はサラリーマンなので副業をするわけには行きません。そうなると1.株式投資、2.不動産投資の2択しかない。でも、不動産投資については、3.11を経験したので災害で簡単に損害がでてしまうという印象しかなく投資する勇気は出ません。そうなると株式投資に真剣に向き合うしかないという結論に達したわけです。


株式投資の目的


そうした経緯を踏まえ、自分の内面的な欲求を含めて何で株式投資をするのか目的を考えてみました。

①子供の教育資金をまかなう(4000万円)

当面の目標としてはこれが第一です。「自分も働き、妻も働き、お金も働く」ことで資産を増やして早めにこの段階まで持って行きたいです。内地の国立大学進学させるとして1人1年200万円なので4年2人で3200万円。余裕をみて4000万円と見ています。

沖縄への島流しの前に貯金と投資に勤しみ、この段階は突破しておきたいです。この段階を過ぎれば配当金再投資の効果も十二分にでて、余裕を持って資産が増えそうです。もっとも今年は結婚の費用で元本の追加はできませんが。。。

②人生の選択肢を増やす(2億円)
河童は社畜です。顧客や上司からの無理な要望にも答え、徹夜をしたり休日に出勤し、満員電車に詰め込まれ、深いな空気に囲まれた狭い机で作業をする。仕事自体にもやりがいというものや自己実現的なものを感じることもありますが、自分の生活が成り立たないほど負担が大きい時期が時々あるため、こうした状況は早く卒業したいです。

自分の好きな作家の本を好きなだけ読んだり、妻といちゃいちゃしたり、ぶらりと旅をしたり、自分のしたいことはたくさんあります。時間がないためそうした欲求を押さえ込んで会社のために朝から晩まで働いてその先に何が待っているのか。将来的に自分の上司や上の役職の人ような人になりたいかといわれると答えはNOです。

私はそうしたものよりは、読書や家族、旅行にもっと時間とお金をを費やしたいです。そして、自分の人生をより楽しめるようにお金で選択肢を増やしていければいいと思います。

③ゲーム的な感覚でお金を増やしてみたい(・・・円)
株式投資で自分の予測が当たるか外れるかといった形でフィードバックされるのを楽しみにしている自分がいます。年収が800万円(自分の所属しているコミュニティーの平均年収の2倍)を越えると幸福度は変わらないそうなので、この金額を越えたら、趣味的な感覚が大半をしめていくようになるのだと思います。最もこの段階に達するまでには一体何年掛かることかは分かりませんけどね。

ある意味で知的な(そして大いに偶然に左右される)ゲームを楽しんでいる気分です。

とはいえ個人の幸せは別問題


こんな感じで投資をしている私ですが、正直言ってお金と個人の幸せは別問題と思ってます。もちろんお金は無いよりもあったほうが人生の選択肢は広がります。けれども、そこそこ収入あるのであれば、好きな人と一緒に買い物をして、ご飯を作って、食べる、これだけで幸せです。この幸せは妻と付き合う前には知ることができない感覚です。

私としては妻と共に質素ながらも楽しい家庭を築きながら、健康かつ文化的な生活を過ごすことができればいいと思います。余裕ができたらそれを社会に還元しながらね。そして、お金は幸せを守るための盾となり矛となるので、裏で淡々と継続していきたいと思います。

"林の中で、縛られていない鹿が食べ物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。"
(ブッダのことば スッタニパータ 中村 元訳 岩波文庫 p19) 

では。

※当ブログに掲載されている内容は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はご自身の判断と責任で行って頂きますよう、お願い申し上げます。

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