1817年に創立されたオーストラリアの銀行です。
今年が200周年記念ですね。
ムーディーズの格付けは最近引き下げられましたが上から4つめの「Aa3」となっています。
日本のMUFGが一つ下の「A1」なので、この会社の安定性が分かると思います。
配当金とEPS
(単位:オーストラリアドル 出典:Annual Reportより作成)
10年で25%程度のEPSが上昇しています。
また、リーマンショックの影響がある2008年、2009年を何とか乗り越えているのが、
確認できますね。
安定した状態で、緩やかなキャピタルゲインとインカムゲインの増加が期待できそうです。
事業環境
リーマンショック時は、急成長中の中国経済との結びつきが強く、
オーストラリア経済のダメージが少なくすんだという見方もあります。
今後の不況時にも同じようにダメージが少ないかといわれると、
無条件に頷くことは難しいと思います。
資源安もまた、オーストラリアにとっては嬉しくありません。
鉄鉱石の価格も2014年をピークにして半値以下まで下落しています。
とはいえ、オーストラリアは先進国であり、
新興国とは異なり第三次産業が中心であることを忘れてはいけません。
この産業の中心となるのはやはり人です。
オーストラリアの人口は順調に増加しています。
豪州統計局によるとオーストラリアの定住者(USUAL RESIDENCE)は、
2006年には1985万人であったのが、2016年には2340万人に増加しています。
数年単位で不況好況の波はあるかもしれませんが、
30年、40年先を考えてもこの人口の増え方を考慮すると安心できるとは思いませんか?
(最も銀行がなくなるような革命的な変化が起きたら分かりませんけどね)
では。
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