2018年2月4日日曜日

【売買記録】(6186)一蔵(東1)

河童です。

今日は久しぶりに損切りをしたので、その報告を。
損切りをした銘柄は 一蔵です。

1月31日に第三四半期の決算発表がありました。
それと同時に、業績予想の下方修正が発表されました。
       修正前   修正後
 売上  :16,791 → 16,300
 経常利益:  1,152 → 732     (単位:百万円)

この会社は振袖とウェディング事業の2本柱で立っています。
利益率を牽引しているのが、後者のウェディング事業です。

ところが、このウェディング事業の拡大がうまくいっていないことが、
今回の決算で明らかにされました。



【新式場が失敗?】


新しくネオス・ミラベルがリニューアルオープンしたことにより、売上自体は上昇していますが、利益がついて行っていません。
その理由がまさに「施行組数が想定を下回ったこと、少人数婚の増加」と、まさにこの業界が抱えている問題そのままで、それに対してなんの対策も考えていなかったのか、とつっこみを入れたくなりました


ついでに、みんなのウェディングといった式場サイトにおいても同じエリアにある式場と比較してやや低めの評価となっており、競争力が低そうです。こういう一生に一度のイベントは多少高くても素敵なイベントにしたいという意識が高く、そうした点では満足度が低いのは致命的と言えそうです。

さらに、ネオス・ミラベルの利益が第三Qより第四Qの赤字が悪化するという予測ですし、これは躓いた感がありますね。

【今後の成長戦略】


沖縄リゾートウェディング事業や中国進出を考えているようです。

1点目の沖縄リゾートウェディングについては私は否定的です。
春が繁忙期とその他の季節が閑散期となることが挙げられます。

沖縄に行ったことがある人は知っていると思いますが、夏になると沖縄は台風銀座と呼ばれるほど頻繁に台風が通過します。秋になると、九州や本州といった方面に台風が曲がってきます。そのため、結婚式の当日に台風がきて式に参加できませんでした・・・なんてことが起こりえます。そして、冬になるとリゾートと呼べるような気候ではなく、海もベストシーズンと比較すると見劣りします。
そうした波を、どう考えているのかさっぱりわかりません。

それに対して、ほかのシーズンはうちなんちゅ向けの式にすればいいと思うかもしれませんが、ネットで調べてもらうとわかると思いますが、結婚式や披露宴に対する風習が異なっており、現地の式について知識がない人がいきなり行えるとは思えません。
(例えば、「かぎやで風」なんてまず内地の人は読めないし意味も分からない)
そうなると、昔から地元で行っている式場のほうが一日の長がありそうです。

中国については前提知識がないため判断がつきませんが、正直後発に思えますし簡単に軌道に乗るかは不明です。

【学んだこと】


今回の失敗から学んだこと
・成長のモメンタムをつかんだ企業に投資をするほうが、成長の種をまいている企業よりもいい。
・配当金クッションとなって、下方修正しても底値を下支えする。

では。

※当ブログに掲載されている内容は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はご自身の判断と責任で行って頂きますよう、お願い申し上げます。

0 件のコメント:

コメントを投稿