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おはようございます。河童 喇叭です。
アメリカ株で次に何を購入するべきかを考えています。優れた投資ブロガー様方が紹介されているように、アメリカ株は優れた株がたくさんあって、どの株を買えばいいのか迷ってしまいますよね。
今回はkabulove様の記事を参考にして、シーゲル教授の「株式投資の未来」にあるS&Pコア10種(+α)を求め、購入対象を抽出していきたいとおもいます。株はある程度機械的に購入できる仕組みづくりが大事ですからね。
S&Pコア10種戦略とは?
まず、過去15年間減配していないS&P500の大型株100銘柄の配当利回り上位10銘柄を抽出します。これを年末の株価で購入し、一年間保有して翌年にまた対象を抽出して10銘柄の金額が均等になるように再投資を行います。これを続けていくという投資戦略です。
この戦略を取ることでS&P500よりも高いリターンをもたらすことが過去においては実証されています(もちろん、リターンに対する税や購入手数料については考えていないので、その部分は割り引いて考える必要があります)。
とはいえ、河童はこれだけの銘柄を購入する資金力はないため、このなかでも割安の銘柄を考慮して購入していく戦略しかとれません。しかし、こうした相対的に割安な銘柄に狙いを定めておく手法は、興味を持った銘柄を手当たりに確認していくよりも効率的だと思います。
S&Pコア10種(らしいもの)+ α はこれだ!
というわけで、2017年8月31日時点のS&Pコア10種(らしいもの)+αはこうなりました。
注記:セルが緑色はS&Pコア10種、赤文字はPEGの2.0以下、PERは20以下
また、厳密いうと抽出したのは連続増配銘柄なので減配していない銘柄ではない
ずっとbuy&holdしておきたい優れた銘柄が満載です。とはいえ、これらの銘柄を闇雲に購入するわけには行きません。シーゲル教授が指摘しているように、当然購入する上で、バリエーションを考慮する必要があります。
今年に入ってからアメリカ株が高値を更新し続けたため、PERとPEGが軒並み高い状態になっています。そのため、PERが20以下、PEGが2.0以下という基準で絞ってみます。すると、上記表のNo.2クアルコムのNo.4アルトリアグループがこの条件を満たしていますね。指標的にはアルトリアグループのほうが割安になっているため、こちらの購入を検討したほうがよさそうです。
・・・と思い軽く調べた結果、これは指標マジックのようです。2016年度はアルトリアグループが保持している酒造メーカーSABミラーの株を売却したことによる特別利益が計上されています。そのため、純利益が2015年度の52.3億ドルから2016年度の142.2億ドルへと跳ね上がっています。よって、実質的なPERは22~23程度になります。
なお、アメリカ株が堅調な中、この銘柄の株価が下落している理由は、2017年7月28日に米食品医薬品局(FDA)がニコチン規制を検討しているという記事が出たためです。この点は、リスクとして捉えておく必要がありそうです。しかし、タバコ業界は過去数十年にわたって規制や訴訟を続けながらも長期的に成長をし続けてきた歴史もありますので何とかなるのではという気もします。
やはり、セクター毎に平均的なPERが異なっていたり、エクソンなど石油銘柄が最近の石油価格の変動により指標が分かりにくい状態になっていたりと、指標だけで判断してはいけませんね。今後これらを考慮して、抽出方法を向上させていくことが課題です。
とりあえず、これからしばらくは上記表にでてきた銘柄を分析していきたいと思います。
では。
※当ブログに掲載されている内容は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はご自身の判断と責任で行って頂きますよう、お願い申し上げます。
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